1月
☆中央区広報の“新春座談会”に はな街道中島専務理事が出席しました☆

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新年早々嬉しいお便りです。中央区広報「区のおしらせ ちゅうおう1月1日号」のトップ記事 山本区長を囲んでの「新春座談会ゼロカーボンシティ中央区」に、NPOはな街道の
中島専務理事がNPO銀座ミツバチプロジェクト田中副理事長・中央区環境保全ネットワーク岸本代表とともに出席致しました。
はな街道としての記事の部分をご紹介いたします。このような形で中央区の皆様に、はな街道の様子を知って頂けて悦ばしいですね。


中央区広報紙「区のおしらせ ちゅうおう」令和4年1月1日号 中央区ホームページ
中央区広報紙:「区のおしらせちゅうおう」令和4年1月1日号PDF

 
左より、NPOはな街道中島専務理事・山本中央区長・中央区環境保全ネットワーク岸本代表・NPO銀座ミツバチプロジェクト田中副理事長
(写真:中央区広報課提供)
 
新春座談会の様子(写真:中央区広報課提供) 
 
 新春座談会“ゼロカーボンシティ中央区”
 〜環境改善に向けた取り組み〜
「はな街道」事業は、国土交通省東京国道事務所と協働し、中央通りの花壇を四季折々の花々で彩る活動で、平成14年(2002)に江戸開府400年を記念しスタートしました。地域との一体感を生み出すため町会や商店会、企業の皆さんに花の寄金の提供者「花奉行」と、水やりなどの管理をしていただく「水奉行」という形でのご協力をお願いし、事業を行っています。主な活動内容として、日本橋本町から日本橋室町、日本橋を経て京橋までの中央通り約2qにわたる花壇の花の植え替え、雑草取りやチューリップの球根を植えるクリーンウォーク、また地元の城東小学校・常盤小学校・阪本小学校の児童による花植えなどを行っています。この他、地方との交流として、群馬県の藤岡北高校の皆さんに、自分たちが育てたパンジーを植えていただくという事業も実施しています。私自身は日本橋浜町で生まれて、今は日本橋人形町に住んでおりますけれども、今こうして、中央通りを花で飾る活動に携われるということを、本当に大変うれしく、またやりがいがあることと感じております。 
 〜これまでの活動を振り返って〜
「はな街道」事業のスタート時から感じているのが、日本橋を愛してやまない皆さんの心意気です。「資金集めや花壇の維持管理などについては素人だが、日本橋の為なら何とかやってみようじゃないか」という気概のようなものを当初から感じていました。そして実際に活動が始まると、整備された花壇をバックに、ベビーカーに乗ったお子さんの写真を撮っている姿や、楽しそうに花を植え、水やりしている地元の小学生、クリーンウォークに参加し一生懸命に雑草取りや花殻摘みをする企業の皆さんなどの様子を目にします。また、通りを歩く人がそれを見て「ありがとう」「ご苦労さま」と声をかけて下さる。多くの皆さんが、花を、そして小さな自然を愛しているのだなあと思う時、この活動をやっていて本当に良かったと喜びを感じます。 以前は、事務局員自らがサポートのお願いに企業を訪問していましたが、今では企業側から「花奉行」になりたい旨の連絡をいただくようになり、環境美化活動への理解が深まっていることをうれしく思っています。
 
 〜現在直面している課題〜
私も地球環境の変化についてなのですが、はな街道を始めた頃、花壇の水やりは、水奉行さんと降雨で十分でした。ところが最近は、気候変動の影響なのか、雨が少なく、乾燥が続いて、水奉行さんの水やりだけでは全然足りないという状況になっています。近年は、夏に10回程度、散水車を使って水を与えるというような状況で、地球温暖化、気候変動を身近に感じています。
 また、課題といえばやはり会員をいかに増やしていくか、でしょうか。現在の所、全ての花壇に花奉行さん・水奉行さんがついているわけではありません。告知の手段が、花壇に設置しているサインボードとか、ホームページなどだけなので、テレビや雑誌といったメディアに取り上げていただき、露出を増やし、認知度を高めていくことも大切だと思っています。
 
 〜今日から明日へ〜
今、中央通りを歩いていると、ベビーカーに赤ちゃんを乗せたお母さん、また、高齢者が随分増えたように思います。そういう方々が、中央通りなどでちょっと休憩できるようなベンチを設置していきたいなと思います。
 また、工事現場などの殺風景な景色を少しでも減らす試みとして、工事業者の方に中央区の森の間伐材を使ったプランターの設置をお願いしたりしています。 私たちはな街道も、環境美化だけでなく、このように活動の幅を広げることによって、自然環境への思いを巡らせ、ゼロカーボンへの直接的な取り組みへと、進めてきたいと思っています。

 〜区民の皆さんと共に〜
はな街道の活動の際、私が小学生に話すのは、1つ目に、花植えを通してこの街を好きになって欲しいという地元愛、2つ目に、かわいい花や昆虫を見つけ自然を慈しむ優しい心、3つ目に、花壇や通りにゴミなどを捨てないという公共心の3つです。ゼロカーボンという事に直接的は寄与してないかもしれませんが、子どもたちに環境への関心が芽生え、地球温暖化防止・ゼロカーボンへの理解が少しでも広がってくれればいいなと思っています。また私は、NPO中央区森の応援団の事務局長もしていますが、森の間伐木材を有効に利用し、最後に再生可能エネルギー・グリーンエネルギーとして利用することでゼロカーボンに寄与できると思います。ゼロカーボン宣言というとても大切なことに中央区が踏み込んでくださったことはと素晴らしいことであり、私自身、一層努力していきたいと思っています。